こんにちは、チャミィです。
あなたの結婚生活、モラハラに悩まされていませんか?「私に落ち度があるから、私が至らないから夫からきつく言われても仕方がない。」「DVではないから大丈夫。」「怖い時もあるけど、夫は私の事を思っているからしているの。」そう思っているあなたへ、それは仕方ないことでも大丈夫なことでもありません。放置しているとあなたの心はどんどん蝕まれていきます。
モラハラ(モラルハラスメント)という言葉はここ数年でたくさん取り上げられています。主に家庭内の夫婦間で起こることが多く、夫から妻へ、妻から夫へもありますが、今回は夫から妻へのモラハラについて、モラハラ夫と離婚した私が自身の経験とチェック方法と対処方をお伝えします。私の体験談が少し長いため、飛ばしたい方は目次で飛んでもらえばチェック項目からご覧頂けます。
私が結婚した相手はモラハラ夫だった
私は一度結婚しました。彼は年上で頭も良く物知りで、とても優しく、年収も良く顔も好みで、仕事の話を聞いても尊敬できる人、今までお付き合いした方の中で最高の男性でした。それも結婚が決まるまでは。
結婚が決まると元夫の態度が変わり出した
私は結婚を機に彼の元へ引っ越す事になっており、会社へも異動のお願いと了承も頂いておりました。そして引っ越す日が近くなるにつれ、彼の態度が少しずつ変わっていきます。
電話中いきなり怒り出した
ある日、電話中彼がいきなり怒り出しました。
何が怒るきっかけになったのかわからない私は彼にどうしたの?と聞きましたが、詳しくは答えてくれません。結局何が不満だったのかわからず電話を終えたのですが、電話とはいえ初めて怒鳴られ、少し恐怖を感じます。
結婚したら何をしてくれるのかと聞かれた
ある日、こんな会話が。
本当に結婚するのかを再確認した
今まで付き合っていた時は優しかった彼が、結婚が決まるとだんだん怖くなっていきます。その当時、自分と同じような人がいないかを調べたところ、マリッジブルーという言葉がでてきました。彼は相当なマリッジブルーなんだと自分に思い込ませようとしたのですが、それにしても少し異常では?それに私自身もマリッジブルーになっていました。私はこの結婚を進めていいのか改めて不安になりました。なぜなら私は地元を離れますし、生活環境は大きく変わってしまいます。正直このまま結婚しても離婚するのではという考えがぬぐい切れません。結婚するなら最後まで添い遂げる気持ちで結婚したいので、彼に結婚の意思を再確認することにしました。
これを聞いて、「なんだ、そこまで思ってくれてたんだ」と、私は結婚することを最終的に決めました。
しかし、今思うとこの私のセリフには、反省すべき点があります。それは、結婚するかどうかの決定権を相手に委ねているということ。「彼が結婚したいなら私もする。彼が結婚したくないならそれでいい。」ここには私がどうしたいかという願望、主張はありません。自分がこの時本当に結婚したかったのかどうか疑わしかったはずですが、それを彼に伝えることなく、彼の意見のみを聞いていました。もしこれを読んでいらっしゃる方で今同じような気持ちの方は、是非自分がどうしたいかという意見を相手に伝えてください。
楽しいはずの新婚生活は1カ月も持たなかった
さて、結婚も決まり彼の元へ引っ越した日、まずは現地で私が必要なものを揃えてくれました。そして翌日婚姻届けを出すことに。彼は忙しそうに部屋の中を動き回り、婚姻届けを出して「早くハンコを押して。」と私に言いました。婚姻届けのハンコってこんなにせかせかした状態で押すもの?とまた不安になり、ハンコを押すのに5秒程躊躇し、やっと婚姻届けにハンコを押しました。普通なら嬉しい気持ちで押すものでしょうが、私は覚悟を決めてハンコを押しました。結局最後までこの結婚に違和感を感じていたのだと思います。
想定外の新婚生活
新婚生活は最初の一週間ぐらいは楽しかったです。彼は家事、仕事、なんでもできます。私は家事、特に料理はあまり得意ではありません。それは付き合っている時から彼に伝えていました。それに加え、異動先の職場が激務で、初日から帰宅時間が20時。その後も平均帰宅時間は20~21時が続きました。最初は彼が晩御飯を作って私が帰ってくるまで待ってくれていましたが、それも新婚早々毎日続くとだんだんと嫌になりますよね。新婚なのに毎日帰宅が遅くて、毎日僕が作って帰りを待って、彼の気持ちはよくわかります。私も彼もまさかこんなことになるとは思っていませんでした。彼は私に、「健康が一番だから、仕事したくなかったらしなくていいんだよ。」とも言ってくれました。気持ちはとても嬉しかったのですが、専業主婦にはなりたくなかった私は、仕事を続けることにしました。彼は結婚のため上司に残業を無くしてもらったそうなのですが、当時私はそのことを知りませんでした。
家事のルール
彼は一人暮らしが長かったため、全ての家事にこだわり、彼なりのルールがあります。私も自分なりのやり方はありましたが、全て彼のルールに合わせました。例えば食材の切り方、お味噌汁の作り方、洗濯物の干し方、柔軟剤は使わない(使いたければ無香料で且つ別々に洗濯する)、食後のお皿の運び方、食器の洗い方、食器の水の切り方、掃除の仕方、ぞうきん床拭き必須、あげればきりがありません。細かいと思われる方は多いと思います。しかし彼が作るお料理はとても美味しく、掃除も家事も完璧なので、私は彼に何も言えませんでした。そして料理が苦手な私は彼に言われて週末には料理教室に通うようになりました。
帰りが遅く、家事が苦手な私に彼はだんだんと嫌気がさしてきたようです。次第に家事について私が彼から怒られることが多くなり、何か反論しようものなら更に怒鳴ってくる。そのうち「こんなこともわからないなんて、あなたは非常識だ。ありえない。」という言葉を言われるようになりました。何度もです。
私は今まで彼氏や友人、職場の人にも怒鳴られたり非難や強く怒られたりしたことがなかったため、最初はとても怖くて戸惑いました。付き合っていた時はあんなに優しかったのに。しかし私はこう思っていたのです。
「家事ができない私が悪いんだ。せっかく結婚したのに、彼が理想としていた結婚生活とは違っていたんだな。家事をもっと上手になって彼を怒らせないようにしないと。」
この時の私は、自分が至らないことで夫を怒らせてしまっていると、自分が悪いとひたすら思っていました。
同時に、「彼は私のことを心配してくれているし、生活費もほぼ全て出してくれている、家事ができない私を育てようとしてくれてるんだから感謝しないといけない。」とも思っていました。
この思考回路が、その後私をどんどん苦しめました。
次第に家庭内別居に
そんな私達ですが、仲良くなっていくことはありませんでした。家事も私なりに努力はしますが認めてくれません。彼は夕食のおかずが7~8品必要です。料理が苦手だった私は休日は何時間もかけて料理をたくさんの品数を作ります。もちろん彼も彼で作っています。そして結婚してから最後まで、美味しいと言ってくれたことは一度もありませんでした。一度もです。彼ははっきりこう言いました。「お世辞で美味しいなんて絶対言わないからな。」と。。。ちなみに実家に帰った時に両親達に食べてもらうと、美味しいと言ってくれましたけどね。
週末に二人で遊びに行ったことも4回ぐらいしかありません。平日は毎日仕事、週末は家事と料理に時間を費やし、二人で遊びに行くこともありません。日々の楽しみが全くなくなりました。私は結婚して何をしているんだろう。唯一の暇つぶしは一人で書店や飲食店のある大型スーパーに行って時間を過ごすことでした。独身時代には有り得なかった時間のつぶし方です。。。その頃には二人の会話はなくなり、寝室も別々になり、次第に無視や舌打ち、顔も常に眉間にしわを寄せており、私が家でテレビを見て笑うことも許されないようになりました。
そのうち連絡手段は会話ではなく、LINEになりました。家の中でもです。そして朝食も夕食も別々。私は家に帰ることすら嫌になり、会社帰りにカフェで1時間ぐらいは過ごしてから帰ることが多くなりました。時にはカフェの営業終了時間までいることも少なくありませんでした。
お互いの実家への帰省
仲良くお互いの家に一緒に帰省したこともありません。帰省してもほぼお互い話すことはなく、お互いの親と話していました。私は彼の実家に帰省するときはいつもお手伝い、義母と一緒に料理を作ったり、常に義母の後ろについてまわり、ゆっくり過ごせることもなく、外に連れて行ってくれることもありませんでした。義母は息子の味方、義父は私の話も聞いてくれますが、最後はいつも息子の味方でした。唯一の味方は彼のお姉さんでした。お姉さんは私の家庭生活の話を聞いてくれ、弟である元夫に注意してくれたこともありました。お姉さんの存在はとても大きく、私の支えになりました。私の実家に帰る時も二人で話すことはなく、私の親等を含めていないと話すことはありませんでした。
カウンセリングへ通う
私は友達もいない場所で相談できる人もいない中、それでもなんとか修復したいと思っていました。ここまでされてなぜまだ修復したいと思うのか。それはやはり結婚した以上は最後まで添い遂げなければいけない、そのためにはできることは全部試したい、離婚するなら後悔したくない、という思いが一つ、もう一つは結婚して会社も異動させてもらい引っ越してきた。簡単に離婚はしたくないというのがありました。
そこですがったのがカウンセリングです。彼はいつも私に「あなたは非常識だ。」と言ってきますが、私は独身時代非常識だと言われることはあまりなかった上、彼こそが非常識に思えてきており、一度第三者に聞いてほしかったのです。そこで彼にお願いし、一度夫婦とカウンセラーでの3人でカウンセリングをしました。せっかくのチャンスだったのですが、正直カウンセラーさんの時間配分を間違えたのもあり、余計に彼を怒らせ、失敗に終わりました。。。これは本当に失敗でした。片方がカウンセリング中はもう一人が別室で待たされるのですが、その別室は寒かったのです。当初は一時間ずつ聞くはずが、なぜか彼に1時間、私に2時間割かれ、寒い中待たされた彼が今でもかわいそうだと思っています。。。
そこで今度は自分一人で別のカウンセラーに通い、プロのカウンセラーとお話をし、同じように悩んでいる人たちが集まる会にも参加し、みなさんの声を聞きました。そこで、悩んでいるのは私だけではないということに気が付きました。
とうとう離婚へ
カウンセリングで教えてもらったことをいろいろ試してみて、自分の考え方を変えようと頑張りました。やるだけのことはやりましたが、努力も報われず、私は自分を更に追い込みました。自分がこの世からいなくなれば楽になれると思ってしまいそうな程、精神を追い詰めていました。もし同じようなことを思っている方がいれば、絶対にそのような事はしないでください。モラハラ夫のために自分を犠牲にする必要は全くありません。相手の思うつぼです。相手は悲しまないかもしれません。そんな意思があるなら離婚、もしくはその家から逃げ出してください。生きる道はたくさんあります。
子供ができたら変わるのでは、とも思いましたが、もともと結婚する直前から豹変し、結婚すれば変わるかもと思いましたが変わりませんでした。もし子供ができれば子供にも私と同じような行動をすることが予想されました。潔癖症の彼にとって赤ちゃんが部屋を汚したり夜泣きをすることはきっと耐えられなかったと思います。これ以上一緒にいることはお互いにデメリットでしかないと理解し、結婚後2年で離婚することとなりました。
あなたの夫はモラハラ?チェック
さて、ここまで私のモラハラ体験談を紹介しましたが、あなたの旦那さんがモラハラに当てはまるかチェックをしてみませんか?
モラハラ夫の特徴を記していきますので、いくつ当てはまるか数えてください。
・自分のルールが全て。
・妻には自分のルールに従わせる。
・外面が非常に良い。(外で接する人達は彼の私に対する態度(本当の姿)は想像できないでしょう。私の母は私の言う事をなかなか信じてくれず、離婚するまで元夫を良い人だと思っていました。)
・嘘をつく。後出しじゃんけんが多い。(結婚前に約束していたことを、「そんなものするわけないだろ」と平気で覆す。)
・全てを否定してくる。常識がないと言ってくる。
・非常に細かくて神経質。
・潔癖症。
・妻の家事をチェックし、やり直す。(洗濯物の干し方、皿の水の切り方も彼ルールに従わせる。)
・妻の作った食事について美味しいと言わない。(ちなみに他の人達からは美味しいと言われます。)
・妻が逆らう事を許さない。(私が言い返すと思いっきり怒鳴り返すまたは理不尽で非論理的な返し方をしてくる。)
・気に入らないと無視、悪態をつく。(うちは毎日舌打ち、悪態は何十回もあるのが当たり前でした。)
・怒りのスイッチがわからず、いきなり怒鳴り散らす。
あなたの旦那さんは上記に当てはまることがありましたか?一つでも当てはまればモラハラの疑い、2つ以上当てはまればモラハラだと思います。ちなみにモラハラ夫は概ねほとんど当てはまることが多いです。
そして不思議なことにモラハラ夫は自分がモラハラだと気付きません。ちなみに私の元夫も当初モラハラを否定していました。しかし、結婚1年ぐらいが経ってモラハラかもしれないと認めたのですが、それはチャミイのせいだと。チャミイが俺をモラハラにしたと言ってきたのです。どこまで人のせいにするんだと呆れました。
モラハラ夫への対処方
さて、ここからはモラハラ夫への対処方を紹介します。
自分だけを責めてはいけない。お互いに責任があることも。
まず前提としてですが、好き同士だった二人が結婚し、離婚に至ったのは、少なくとも両方に責任、落ち度が多少あるはずです。どちらかが全く非がないということはあり得ません。私も自分の結婚生活を顧みた時、あんなに辛い日々でしたが、元夫への感謝の気持ちは今でも少しはあります。少なくとも結婚当初までは私のことを心配したり、私のためにしてくれたことなど、愛を感じていました。その点は感謝しています。
これはこの記事の最初の方に書いた、結婚生活に悩んでいた当時の私の心境です。モラハラで悩んでいる方にも共通することがあるのではないでしょうか。しかしこの考えはとても危険です。正直このように思ってしまう時点で旦那さんから軽い洗脳を受けていると思ってください。
「彼を怒らせてはいけない。感謝しないといけない。」まず、しないといけないという考えがそもそも間違っているでしょう。夫婦は協力していくものです。仮にそのように考えることに抵抗がない方でも、これは夫婦の片方だけが思うべきことではありません。お互いが思うことで夫婦として成り立つのではないでしょうか。
あなただけが悪いのでは決してありません。自分だけを責めている方はすぐにやめてください。モラハラ夫にそのように思い込まされています。自分を責めることで、更に自分で自分を追い込まないでください。
話せる人を見つける
モラハラって辛いですよね。職場の人には言えませんし、友達にもなかなか言いにくいのでしょうか。自分の夫婦関係が上手くいっていないなんて、自分をよく知る人に、ましてや新婚の間なんてなかなか言えないですよね。私は、記事でも料理教室に通ったと書きましたが、そこでお友達を作りました。彼女は結婚後に出会った人なので、不思議となんでも話せました。恐らく友人や職場の人達にはある世間体が、新しい友達に対して持たなくてもよかったからだと思います。彼女に話を聞いてもらうだけで、いつもスッキリしました。愚痴ばかりになると彼女も疲れるので、私はいつもネタ風に話をしていました。彼女も私達夫婦の出来事があまりにもドン引きすぎて、いつも笑って驚いて聞いてくれた事には大変感謝しています。そしていつも私の味方でいてくれたことが本当に救いでした。
親でも、親友でも、カウンセリングでも、自分の味方になってくれる人に話して心を休ませてあげてください。私にとっては料理教室で出会った彼女の存在が、自分が非常識ではない、自分だけが悪いのではないということを気付かせてくれました。カウンセリングまで行かなくても、同じような境遇の方が集まっているイベントなど、探せばあると思います。私もそこで出会った人達によって、自分だけではないという安心感を抱けました。
ノートに書き出す
ノートに書き出すと、考えてもいなかったことが出てくることも多いです。
是非下記を試してみてください。
・出会ってから今まで、彼があなたにしてくれたこと(あなたが嬉しいと感じた言動)
最低でも50個以上は書き出してみてください。そんなに書けないと思われるかもしれませんが、出会ってから今までということは付き合っていた期間も含みます。結婚をしたということはこの人と一緒にいたいと思ったからですよね。些細なことでも構いませんので書き出してみてください。
例:彼が誕生日プレゼントをくれた。
例:料理を作ったら美味しいと言ってくれた。
例:駅まで送ってくれた。
等、あなたが旦那さんからしてもらったり言ってもらって嬉しかったことを書き出してください。こうすることで旦那さんとの楽しかった思いや、感謝していたことが思い出されます。私は60個ぐらいしか書けませんでしたが、後半は涙を流しながら思い出して書き出していました。こんなに思い出せる自分にビックリしましたが、こんなにしてもらっていたんだということにも驚きました。
出会ってから今まであなたが彼にしてあげたこと(彼が嬉しいと感じたであろう言動)
今度は逆です。あなたが彼にしてあげたこと、言ってあげたことで彼が喜んだであろうことを書き出してください。思いつくだけ書き出してください。
私は彼がしてくれたことに比べると、圧倒的に少なかったことに驚きました。一生懸命書けることを探しましたが、彼がしてくれた言動の数には到底及びませんでした。
あなたが彼を悲しませた、嫌な思いをさせた言動
こちらはあなたが今までを振り返って、あれは彼に悪いことをしたな、と思えることを書き出してください。例えば彼が嫌がっていると知っててやってしまったこと、彼に心配させてしまったこと等。
書き出すことの注意点は、できる限り具体的に、思いつく限り書き出すことです。
ノートを読み返す
書いたらこの3つの内容全てを一から読んでください。私は全て読み返すことによって、自分がしてもらっていた事の多さに気付きました。
夫婦関係や人間関係で悩む人達にとって、「相手が~してくれない」と思う方は少なくないです。しかしそれは「してくれないこと」に目が行き過ぎているだけで、「してくれていること、してくれていたこと」を認識しようとしていない傾向があります。このようによく思い出してみると、してもらって嬉しかったことは結構でてきませんか?
結果的に私は離婚しましたが、私はこのノートを糧に、最後にもう一度頑張ることができました。それは、元夫に対しての感謝、いい思い出を思い出したことで、もう一度だけ私も頑張ってみようと思えたのでした。離婚するからには最後までやれることをはやりたかったので、この書き出し作業のおかげで後悔なく離婚することができました。
相手は変わらない、変えられるのは自分だけ(弱気にならずにどっしりと構えましょう)
人間関係で悩んでいる方でよく聞く言葉かもしれませんが、大人で子供のような純真な性格の持ち主以外、人の性格は変えることができません。苦手な人がいれば、自分の考えや態度を変えるしかありません。関わらなくていい人なら自分から関わらなければいい。長い時間を過ごさなければいけない相手なら、自分の考え方を変えるしかありません。
私は元夫との結婚生活で、罵声、怒声、無視、舌打ち、物の投げつけ、それはもう様々なことを受けました。最初は悲しくて何度も泣きましたが、泣いている私を見てうるさいと怒鳴られる始末。そのうち私は、彼は変わることはない、一緒に暮らすなら自分の考え方を変えるしかないと気付きました。その後彼の言動で泣くことはなくなり、毎日の文句や舌打ち、無視などにも流せるようになってきました。そしてモラハラが始まった当初は相手の気分を伺って話しかけていたのですが、それもなくなり、堂々と話しかけられるようになりました。無視をされても必要な場合は返事をしてもらうまで堂々と質問し続けます。しまいには意味不明な相手の怒りに笑えるほどになりました。
決して弱気にならないでください。相手の気分を伺ってばかりだと、相手の態度は更に悪くなる一方です。
万が一のために二人の会話を録音しておく(無理なら日記をとる)
裁判や調停で離婚になるとき、モラハラの証拠を見せるのは難しいです。毎日詳細な日記をとっていれば信用性のある証拠にもなると思いますが、一番信用性が高いのは録音です。最近国会議員の怒声等も録音した音声等からスクープとなっていますよね。私はいつか元夫に殺されるかもしれないと思っていたので、万が一に備えて彼が犯人だと思えそうな証拠のために、また、離婚時の婚姻費用等で揉めて弁護士を通すことになったときのために、証拠を残しておきたいと思っていました。それが会話の録音です。録音機は家電量販店で購入することも可能で、数千円から購入可能です。私は二人がけんかになりそうだと思ったら、すぐに録音機にスイッチを入れました。なので、夫には見つからない場所で、尚且つすぐに取り出せそうな場所に置いてください。私は自分のカバンの隠しポケットや、クローゼットの衣服の中に隠していたりしました。けんかが始まりそうになるとさっと自分の部屋に行き、録音機を持ち出していました。ある程度録音がたまったら、実家に保管していました。実家なら相手に見つかることはありませんよね。
私は離婚時に自分で弁護士を探して相談等していましたが、最終的に調停や裁判にならなかったため、録音の内容を使用することはありませんでした。しかし準備できるのであれば、万が一のために録音されることをお勧めします。一度だけではだめです。できるだけたくさん残してください。そして絶対に録音機が相手にバレないようにしましょう。どうしても録音が難しい方は、日々の詳細を日記に残してください。
まとめ
さて、ここまで書いてきましたが、私は夫婦の問題について相手が100%悪いとは思っていません。夫婦はどちらだけが悪いということはないのです。しかし夫婦どちらかがモラハラの場合、90%以上はモラハラ側に問題があります。
そのため何度も言いますが、自分を責めている方、自分さえ努力や我慢すればいいと思っている方は、その考えをやめましょう。我慢と辛抱は違います。我慢はひたすら耐えること、辛抱は決まっているゴールまで耐えることです。あなたの我慢の先にゴールはありますか?
私は自分さえ耐えれば、我慢すればいつか上手くいくと思っていた時期もありましたが、本当に自分の一生を元夫と過ごすのかと考えた時、それはできない、したくないと思いました。せっかくの自分の人生を、一生我慢したまま終えたくありません。まだまだ別の道でやり直せると思い、離婚に踏み切りました。
私は子供がいなかったこともあり、お子さんを持つ方よりも離婚はしやすかったと思いますが、それでもなかなか苦労しました。お子さんがいる方や、夫がどうしても離婚をしないと言い張る場合の離婚は更にハードルが高くなります。しかし、モラハラは証拠があれば離婚できる要素にもなりますので、証拠を集めてください(録音、日記等)。お子さんがいる方はどうなればお子さんにとって幸せなのかを考えてください。結婚生活を続ける方が辛いのか、それとも離婚をする方が辛いのか。
世間体を気にされる方の気持ちもすごくわかります。私もそうでした。結婚して一年で離婚なんてしたら笑いものになっちゃう。会社の人や友人に知られたくない。
でも大丈夫です!私は唯一相談できた友人に、「結婚して半年で離婚した人がまわりにいるし、一年で離婚なんて全然早くないよ。」と言ってもらい、安心しました。今は3組に1組は離婚している時代と言われています。そんな世の中で、離婚で世間体を気にする必要はありません。自分自身を心配してください。世間体だけで離婚を躊躇するなんて、悩んでいる時間がもったいないぐらいです。私も離婚した当初は周りに知られたくないと思っていましたが、だんだんどうでもよくなりました。それに、離婚したことを知った男性からは、「30代前半でバツイチなんて一番モテるでしょう!」「やっと一人前の女性になったね。」と言われ、明るくいじってくれる事にありがたいと思いました笑
そして、
離婚してからの生活がどんなに楽しかったことか!人の目を気にせず好きなだけ笑える!もっと早く離婚すればよかった!
と心の底から思いました。
そして離婚から一年半、素敵なお相手と出会い、再婚することとなりました。
どちらかが100%悪いということはございません。私は離婚しましたが、元夫に対して感謝しているところもあります。
あなたの人生はあなたがなんとかできると思います。しかし、あなたのお子さんの人生は親が守ってあげなくてはなりません。あなたもあなたのお子さんもどの選択が幸せになるのか、一番最適な方法を選んで頂きたいです。